‐ 質問 -
SDGsの目標は、2000年に国連ミレニアム・サミットで採択された「ミレニアム開発目標(MDGs)」の内容がもとになっています。
MDGsでは、8つの目標が設定されました。このMDGsの残された課題や教訓を引き継いだのがSDGsです。SDGsでは、17の目標が設定され、新たに「誰一人取り残さない」という原則が採用されました。
気候変動や格差の拡大など、人類が抱える大きな課題を解決し、地球を次の世代につないでいくためです。
気候変動が進み、産業革命前に比べて世界の気温はすでに1度上昇しました。海面は上昇し、国土の一部が水没したり、強制移住を余儀なくされている国もあります。 また国際NGOの調査によると、世界でもっとも裕福な26人の総資産と、世界人口の下半分の38億人の総資産は同額だそう。格差の拡大が不平等感を生み、社会を不安定にする要因になっています。
気候変動と貧困化の速度は相関関係にあります。貧しい地域が気候変動の影響でさらに貧しくなり、負のスパイラルに陥る。そこに過激主義組織が入りこんでいく。21世紀に入って、紛争も、それに伴う難民や死者の数も右肩あがり。このままではもう地球はもたない。そんな危機感から生まれたのが「SDGs」です。
SDGs に法的拘束力はありません。国だけでなく、地方自治体、民間企業、教育機 関、市民社会それぞれが当事者意識を持って取り組むことが期待されています。
民間企業団体が政策したものをネット等で購入することができます。国連広報センターや日本に事務所を置く国連諸機関では販売を行っていません。
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